第1節 エージェントマンに作法は要るか
- ホテルマンに作法が要ることは、誰でも分る。
エージェントマンに作法が要るであろうか。
要る。
- 現代各トラベル・エージェントの役員方にお目にかかってみると、一様に言われるお言葉。
「どうも、うちの社員は、行儀が悪くて困っています。
社員中の中堅どころが入社してきた昔は、会社としても、あまり、行儀について考えていなかったのです。世間にも、それで通りましたからね。
が、時代は変わってきました。いま、うちでは、新入社員を採用するとき、第一に、そのマナーを見るのです。もはや、中堅社員のマナーを根本的に改めることが不可能ですから。
新入社員から改良してゆこうという次第です」
- JATA(日本旅行業協会)でも、同様のことを言っておられる。
「日本人の海外旅行のマナーの悪さは、世界的に有名です。せめて、トラベル・エージェントのメンバーからでも、これを改良したいのです。
欧米のエージェントマンと日本のエージェントマンを比較するとき、日本のエージェントマンは、仕事上でそれほど劣っていないのですが、マナーの点で、根本的に欠けているところが目立っています」
- 本校にもエージェントマンに進もうとする方は多い。
「エージェントマンに作法が要るのか」といった古い考えを持たれないように。
総論
[エージェントマンに作法は要るか]
[作法とは]
[作法の目的の分解]
[作法は自分のためならず]
[「われわれ」の伸縮]
[「より外なるわれわれ」のために]
[互恵主義]
[作法は森羅万象のためのもの]
[品物を大切にせよ]
[与えられた文明には心が乗りにくい]
[ゴツイ人物のやり方]
[自分自身がどうしてよいか分らないとき]
[どうしようか迷っている相手に対しては]
[作法的なつもりで無作法を行なう者をどうするか]
[改まり方・くずし方]
[作法とサービス]
[作法と生産性]
[心と型]
[動機論か結果論か]
[媚と反媚]
[作法と自然さ]
[作法の流儀]
[統一型作法と並列型作法]
[欧米との流儀の融和]
[アメリカ作法を見誤るな]
[一般と特殊]
[3種類の動作]
[作法と体型]
[作法と風習]
[作法と大衆]
[作法と女性]
[異なるセックス意識]
[作法とヤング]
[雑音を嫌う]
[あとしまつの技術]
[縮小化のわきまえ]
[そこまでやるのか。そこまでやるのである]
[作法のために頭が痛くなれ]
[教授法での注意]
[説明するな]
[作法研修先での注意]
[この本での対象作法の限定]
[この本の編序]
[用語の約束]