第7章 飲食・喫煙 ◆第42節 飲食のあるパーティー
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第42節 飲食のあるパーティー

【通解】飲食のあるパーティー
【通解】宴会の手配

【通解】飲食のあるパーティー

  (時間についての記入は、とかく、多いケースである)
  1. Breakfast Party  08:00〜09:00(米 07:30〜08:30)
    朝食会。案内状の時刻どおりに、食事開始。

  2. Luncheon Party  12:30〜13:30
    午餐会。案内状の時刻どおりに、食事開始。
    シャンパンを抜くような、正式午餐会は、晩餐会と同じであるが、通常、皿数は、少 ない。
    近年は、午餐会を簡略にするためと、多人数を呼べるので、Buffet Style のことが多い。
    酒は出るが、シャンパンまでは抜かないもの。ワイン、ビールが主。

  3. Lunch Party  12:30〜13:30
    昼食会。案内状の時刻どおりに、食事開始。
    通常、スープは出ない。簡単なもの。

  4. Garden Party  15:00〜18:30
    園遊会。始刻、終刻がはっきりしている。

  5. Bridge Party  14:00〜16:00、16:00〜19:00
    お茶とブリッジを兼ねたもの。

  6. Tea Party  15:00〜15:30(英 16:30〜17:00)
    茶会。

  7. The Dansant  15:00〜17:00
    お茶とダンスを兼ねたもの。

  8. Children Party  15:30〜16:30

  9. Cocktail Party  17:00〜19:00
    男子1名でもよい。食べ物としては、カナッペ類ぐらいのもの。

  10. Dinner Party  19:00〜21:00
    晩餐会。もし、招待状に、7時15分と書いてあれば、その15分あとである。7時30分の食事開始を意味する。ところが、7時と書いてあれば、7時に食事が開始する。
    このように、時刻に端数が付いているか、いないかによって意味がかわる。
    つとめて、夫婦単位で招待する。人数は4の倍数がよいとされる。
    食器の数の配合。席もつくりやすい。

  11. Supper Party  19:00〜21:00
    夕食会。これは、晩餐会ほど大がかりのものでない。

  12. Evening Party  21:00〜23:30
    夜会。通常、晩餐会に呼べなかったメンバーを加えて、晩餐会のメンバーもろとも呼ぶ。飲食物はカクテル・パーティーに準ずる。
    招待状に Music と書いてあるときは、遅れてはならない。Danceと書いてあるときは、多少、遅れてもよい。

  13. Dance Party
    1. Tea Party 付ずい 15:00〜17:00
    2. Cocktail Party 付ずい 17:00〜19:00
    3. Dinner Party または Evening Party 付ずい 21:00〜23:30
      これを Balls and Dances と呼んでいる。
      ダンス・パーティーは、同年令層だけ、または、少数で行なうのに対して、Ball は、 大規模で、年令層も広い。
【通解】宴会の手配
  1. 宴会に人を招くには、少なくとも2週間前に招待状を出すのが礼である。
    いわゆる、“short notice”、「急な知らせ」は先方に対して失礼になる。
    招待状は大別すると、公式の場合と非公式の場合とになる。

  2. 公式の招待状はすべて三人称で書き、用箋は社交用用箋を使うほうがよい。
    準備の都合上、出席の有無を返事してもらいたいときは、左下の隅に、R.S.V.P. の4文字を書いておけばよい。
    これはフランス語の“ Repondez s'il vous plaît ”「ご返事をどうぞ」の略である。
    こういう招待状のときは、主人側も客側も別に断わりなくても尾服か少なくともタキシードを着なければならない。

    1. このような招待状の例
              Mr. and Mrs.  J. P. Morgan
         request the pleasure of Mr. S. Ito's Company
         to dinner on Wednesday 26 June at 8.15 p.m. 
                at Imperial Hotel
         R. S. V. P.
      
      このとき注意を要するのは字配りである。字はタイプライターで叩くときは全部大文字を使うこともある。自署も何も必要がない。このような招待状に対する返事も同様に三人称で書く。

               Mr. S. Ito has pleasure
           in accepting Mr. and Mrs. J. P. Morgan's
                 Kind invitation
           to dinner on Wednesday 26 June of 8.15 p.m.
                 of Imperial Hotel
      

      断わる場合
                Mr. S. Ito wants to
             express his regret of inability
           to accept Mr. and Mrs. J. P. Morgan's
                 Kind invitation
          to dinner on Wednesday 26 June at 8.15 p.m.
                 at Imperial Hotel
      

    2. 次に非公式の場合は、普通の社交通信文でよろしい。このときの服装は平服でよいが、先方が迷うと思われるときには、追伸にでも平服でよいことをうたっておけばよい。

    3. 非公式の宴会で、とくに私宅にでも招かれたような場合は、花束とか、キャンデー1箱くらいの手土産を持って行くのが普通である。

第7章 飲食・喫煙
[タバコ作法] [チューイン・ガムを噛んでよいとき] [パーティー外での立食作法] [拝借]
[テーブル・マナー総説] [洋食食事時間の長さ] [レストランヘの到着] [レストランヘの入場]
[レストランでの着席] [テーブル・コース] [メニュー] [テーブル・セッティング] [正客]
[会話] [ウェーターとの応対] [テーブル・ナプキン] [スプーン、ナイフ、フォーク] [水・酒]
[パン、バタ] [スープ] [オードーブル] [取り分け] [魚料理の食べ方] [肉料理(鳥肉)]
[肉料理(牛肉・豚肉・羊肉)] [温野菜] [サラド] [左ききの方のために] [塩、スパイス]
[ソース] [デザート・コース] [後菓] [フルーツ] [チーズ] [紅茶・コーヒー・砂糖]
[料理の残し方] [食事中のその他の注意] [中座など] [支払い・チップ] [退席、解散]
[食事のお礼] [飲食のあるパーティー] [宴会での席次づくり] [宴会への到着] [宴会への入場]
[宴会での乾盃] [宴会でのカクテル] [テーブル・スピーチ] [立食パーティー] [朝食作法]
[中華料理における食卓作法]
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