第7章 飲食・喫煙 ◆第11節 メニュー
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第11節 メニュー

【通解】メニューの歴史
【通解】メニューの種類
【型1】宴会メニューの扱い方
【型2】レストラン・メニューの扱い方

【通解】メニューの歴史
  1. memue は、ラテン語で mimute「小さい」の姉妹語。明細表ということ。フランス語で menue ムニューと発音する。英語に来ても、スペリングはそのままで、メニュー。 しかし、第2次大戦後は、米語を中心として、MENU と書いてもいる。

  2. 1541年 Brounswig 候が、ある晩餐会を開いたとき、料理名を書いたメモを、そばに置いて、つぎつぎに運ばれる料理を、このメモと見くらべることを楽しみながら、食事した。これを見ていた友人が、これを真似て、食事の楽しみを1つ、ふやした。で、 メニューは、ご馳走の一部と見なされるようになった。これが、メニューの始まりであった。このメモというのは、もともと、料理長が料理のコースを書いておいたもので、何の宴会のとき、何を、どういう順序で出したという記録であった。つまり、この時代から、次第に、料理コースが複雑になってきていたから、そういう記録をとっておく意味も生じていたのである。(加藤祥先生)
【通解】メニューの種類
  1. メニューは、要するに、「小書き」で、ご馳走の目録であるが、これには、

    1. 固定メニュー
      宴会で、「これから差し上げますご馳走は、これこれでございます」というものと、

    2. 選択メニュー
      レストランで、テーブル・コースの中の各ステップについて、「当店では、どのステップについては、何と何ができます」 というものがある。
【型1】宴会メニューの扱い方

着席したあと、すぐに、読み、見たあと自分の右前に置き、それから、ナプキンをとる。食事が終わってから、ポケットヘ入れる。メモに使ったりしてよい。遠慮のつもりで、メニューを、はじめに置かれてあったところに、最後までそのままにしておくと、「まずい」という意思表示となる。

【型2】レストラン・メニューの扱い方

客は、それを、読んで、料理などのオーダーを出す。ウェーターは、オーダーを受けるや、メニューを持っていってしまうが、客は、追加オーダーしたいとき、何回、そのメニューを取り寄せてもよい。


第7章 飲食・喫煙
[タバコ作法] [チューイン・ガムを噛んでよいとき] [パーティー外での立食作法] [拝借]
[テーブル・マナー総説] [洋食食事時間の長さ] [レストランヘの到着] [レストランヘの入場]
[レストランでの着席] [テーブル・コース] [メニュー] [テーブル・セッティング] [正客]
[会話] [ウェーターとの応対] [テーブル・ナプキン] [スプーン、ナイフ、フォーク] [水・酒]
[パン、バタ] [スープ] [オードーブル] [取り分け] [魚料理の食べ方] [肉料理(鳥肉)]
[肉料理(牛肉・豚肉・羊肉)] [温野菜] [サラド] [左ききの方のために] [塩、スパイス]
[ソース] [デザート・コース] [後菓] [フルーツ] [チーズ] [紅茶・コーヒー・砂糖]
[料理の残し方] [食事中のその他の注意] [中座など] [支払い・チップ] [退席、解散]
[食事のお礼] [飲食のあるパーティー] [宴会での席次づくり] [宴会への到着] [宴会への入場]
[宴会での乾盃] [宴会でのカクテル] [テーブル・スピーチ] [立食パーティー] [朝食作法]
[中華料理における食卓作法]
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