第7章 飲食・喫煙 ◆第33節 フルーツ
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第33節 フルーツ

【型1】フィンガー・ボールとドイリー
【型2】フルーツの取り方
【型3】リンゴの皮むき方
【型4】バナナの食べ方
【参考】
【型5】その他の果物
【型6】フルーツをかじるな
【型7】フルーツのタネの処理
【型8】果肉のどこまで、食べるか
【型9】フィンガー・ボール
【型10】ポンチのタネなど
【参考】イチゴ

【型1】フィンガー・ボールとドイリー
  1. フルーツ皿の上に、ドイリーが、また、その上に、フィンガー・ボールが載って出てくる。

  2. このドイリーは左手で、フィンガー・ボールは右手で持ち、皿の左側に置かれよ。フィンガー・ボールは、ドイリーの上に載ったままとなる。
【型2】フルーツの取り方

フルーツを取るときは、できるだけ、むずかしそうなのから、取られよ。あとになるほど、新米の人がいるわけで、その人たちが助かることになる。

【型3】リンゴの皮むき方

フルーツの皮のむき方は、近年、自由である。リンゴなども、従来からの日本式のむき方をされてもよい。

  1. フォークでおさえ、ナイフを立てる。
    図:167a
  2. ナイフを刺す。
    図:167b
  3. ナイフを刺した状態で、下におろす。
    図:168a
  4. 下から1〜2cm まで切ったら、ナイフをひねって、2つに割る。
    図:168b 図:168c
  5. 2つ割りにし、1つは皿にふせて置く。
    図:169a
  6. 半分にナイフを入れる。
    図169b
  7. ナイフをひねって、2つに割る。
    図:169c
  8. フォークで刺し、両端を切る。
    図:170a
  9. しんを取る。
    図:170b
  10. しんを取る。
    図:170c
  11. しんを取る。
    図:170d
  12. 皮をむく。
    図:171a
  13. 皮をむく。
    図:171b
  14. ナイフで切って食べる。
    図:171c
【型4】バナナの食べ方

バナナは、ナイフで切っては、フォークで刺して、食べられよ。けっして、バナナの棒をパクリとくわえられないように。

【参考】
  1. ナイフで左端を切る。
    図172a
  2. ナイフで右端を切る。
    図:172b
  3. フォークでおさえ、ナイフで上側の皮を左から右に切る。
    図:173a
  4. 切り終わったところ。
    図:173b
  5. ナイフとフォークで皮を前後に開く。
    図:173c
  6. 中身を左側から切る。
    図:174a
  7. フォークに刺して口に運ぶ。
    図:174b
  8. 食べ終えたあと、皮を元の形にもどし、ナイフをおさめる。
    図:174c
【型5】その他の果物
イチゴ……… そえてある砂糖やクリームを、好みによってかけ、スプーンの背でおしつぶして食べる。砂糖をかけて、そのまま食べてもよい。
メロン……… レモンがあれば、しぼりかけ、スプーンで果肉の部分をすくって食べる。または、左端をフォークでおさえ、くだもの用の小型ナイフを皮にそって入れ、中央まで切り込みをいれたら、反対側にかえして、のこりの半分にも切り込みを入れる。つぎに、左端から、一口ずつ切って、フォークで食べる。
パイナップル… メロンのように、くだもの用ナイフ、フォークで食べる。
ブドウ……… 1つぶずつ右手で取り、汁を吸い、左手で口を掩いながら、たねと皮を受け、皿の端に、見苦しくないように置く。
マスカットなどの大つぶのものは、指で皮をむいて食べる。
ミカン……… 皮を4つにわけてむき、ひと袋ずつ食べる。 袋をむかないで食べるときは、左手で口を掩いながら食べ、袋は皮の中に入れて、最後に、むいた口を下側にして置く。
ネーブル…… 皮がむきにくいので、くだもの用ナイフで、6つ割りか8つ割りにし、左手で口をおおいながら、果肉の部分を食べて、残した皮はふせる。
夏ミカン…… 皮をむき、袋から実を出して、砂糖または塩をふりかけて食べる。あるいは、夏ミカンを横2つ切りにして、皮と実の間にナイフを入れてはがし、芯もくり抜いて、砂糖やシェリー酒をふりかけ、スプーンで果肉をすくって食べる。
【型6】フルーツをかじるな

いかなるフルーツでも、かじられるな。

【型7】フルーツのタネの処理

フルーツのタネなどを吐き出すとき、けっして、皿に、ポカリと吐き出されるな。手に受け、それを皿の手前の部分に置かれよ。

【型8】果肉のどこまで、食べるか
  1. フルーツでは、マンゴ、メロンなどは、果肉のやわらかい部分と固い部分の境までを食べられよ。

  2. スイカは、赤味のうすれはじめる5mm 程度上までを、食べられよ。

  3. フルーツ・ポンチは、「しる」も最後まで飲むのが原則とされる。出された料理は、残さず食べるのが礼儀であるという考えからである。
【型9】フィンガー・ボール
  1. フィンガー・ボールには、片手ずつ指を入れられよ。残りの手には、ナプキンを持って、このナプキンをフィンガー・ボールのすぐそばに位置させ、洗った指をそのナプキンで拭かれよ。

  2. フィンガー・ボールは、使ったあと、皿に重ねられるな。皿の左に、接着して置かれよ。
【型10】ポンチのタネなど

ソーサーの上に、コップが乗り、このコップの中に、フルーツが入ってきているとき、そのフルーツのタネは、スプーンの上に、吐き出し、そのタネをソーサーの手前の部分に置か れよ。
そのスプーンも、食べ終わってのちは、ソーサーの手前に置かれよ。

【参考】イチゴ

イチゴの栽培は、1390年代にはじまった。


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