第9節 用紙
- ※ 論文は、市販のコクヨ「ケ35」(これは、B5判、ヨコ書き、20字×20行、緑罫線のものである)に書かれよ。(△40)
- 紙の大きさが違ったり、人によって、あっち向き、こっち向きに書かれていたりしたとき、その論文の束を手にした者は、どのような目に会うかということを、諸君も、いっぺん、「先生業」をやってみられるとわかる。
- この機会に、観光産業マンとして、さまざまの種類の用紙を、それぞれ、なんと呼ぶかにつき、考えてみたい。
- まず、材料が何であろうが、次図のようにして、つっぱっている物がある。
こういう物のうち、だいたい長辺が30cmを超える物は、Board (板)とか、Plate とか呼んでいるとみたい。
- それよりも小さい物は、Card と呼んでいるとみたい。
- Card のうち、引換証に使う物を、とくに、Tag (札)と呼んでいる。
- また、Card のうち、裏にノリをつけて、なにかに貼り付ける物を、Seal (証印)と呼んでいる。
- で、つぎは、この図のようにしたとき、つっぱっていない物であるが、これらを呼ぶ総称はない。
- で、こういう物のうち、短辺が10cm以上で、長辺が短辺の10倍以上あるような物を Roll Sheet と呼んで、短辺が10cm未満の物を
Tape と呼んでいるようである。
- では、長辺が短辺の10倍未満の物をなんと呼ぶかといえば、その短辺の長さの如何にかかわらず、名前がない。強いて呼べば、Paper (紙)である。
- さて、その「紙」には、タテ×ヨコの長さにつき、規格のあることが多い。
- 各国の工業規格(アメリカならば ASA、西ドイツならば DIN、日本ならば JIS)の中に、それぞれ寸法をきめている。
- まだ、国際規格まで進まないところに、人類としての出来のわるさがある。
- 日本の JIS では、紙の大きさを、
| |
A 列 |
B 列 |
| 0 判 |
841×1,189 mm |
1,030×1,456 mm |
| 1 判 |
594×841 mm
(新聞2面) |
728×1,030 mm |
| 2 判 |
420×594 mm
(新聞1面) |
515× 728 mm |
| 3 判 |
297×420 mm |
364× 515 mm |
| 4 判 |
210×297 mm |
257× 364 mm
(ワラバンシ) |
| 5 判 |
148×210 mm |
182× 257 mm
(週刊誌) |
| 6 判 |
105×148 mm |
128× 182 mm |
| 7 判 |
74×105 mm |
91× 128 mm |
| 8 判 |
52× 74 mm |
64× 91 mm |
| 9 判 |
37× 52 mm |
45× 64 mm |
| 10 判 |
26× 37 mm |
32× 45 mm |
と決めている。
- つまり、半分ずつに切っていけば、1つ下の判になるようにしている。
- で、諸君に書いていただく論文は、このB5判ということになる。
- ところで、日本の用紙は、B5判と称していても、1辺の長さが 5mm程度まで足りないことが多い。
- ここには、技術上のミスと不正とが混ざっているわけであって、これが、現代日本の実態なのである。
第1章
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[文書心得とは]
[文書と時代]
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[プロ・ライター・レベル]
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