第40節 漢字のタイプ
- たとえば、次の図解の解説文字を見られよ。
この文字は、本校教務課のある人物が手書きされたものである。
ペン字の時代の文字のタイプとしてよいし、この方向に、われわれは、めいめい、自分の文字のタイプを修正していってよい。
- もうひとつ別の例を示そう。これでもよい。
- が、その前に、基礎的な寸法比率の整理が必要である。
文字は、所詮、「記号」であるから、記号としての約束を守っていないと、読み違えられる。
- 行書体にする場合を含めて、漢字は、つけるべきところを離さずに書かれよ。
たしかに、字体は人がらをあらわす。
活字のように几帳面に、つけるべきところを離さずに書いてある文字は、その人物の几帳面でも、ゆうづうのきかない、また、抱容力のない人がらをあらわしているかもしれない。
けれども、実務上の文書で、つけるべきところの離れている文字は、はなはだ、読みづらいし、ことに、活字を扱う人の労を思えば、なおさらなのである。(△2)
(例)