第1章 論文の書き方◆第50節 1文の長さ
前節 次節

第50節 1文の長さ


  1. 1文の長さは、最長96文字(句読点やマルも、それぞれ1字と数えて)を限度とされよ。(△5)

  2. 英文でも、古典になると、1文の長さが、活字にして、1ページ半ぐらいある。

  3. 現代、法令文が、これまた、長い。

  4. 現代実務文として、長すぎる1文は、よくない。
    その文を、終わりまで読むうち、さいしょのほうを忘れる。

  5. わたくしの判断から申すと、105文字まではよい。

  6. 96文字にしておくと、96字÷16字=6行 とけりがよく、採点がラクというだけの事情による。

  7. 1文の短かいほうは、いくら短かくてもよい。

  8. 1文のなかに、箇条書きを含めたために、その文の長さが96文字を超えてしまうとき、その箇条書きを、本文のあとの図表に作り、本文では、参照表示のみして、文長を短かくされよ。

第1章
[PILE法とDUMP法] [文書とは] [文書心得とは] [文書と時代] [標準とは]
[プロ・ライター・レベル] [減点法] [諸君はどのくらい、こなされるか]
[用紙] [行と字詰め] [筆記具] [採点表] [論文のサンプル] [6つのHOOK]
[宛名] [発信日付] [発信者名] [表題] [「以上」の文字] [ページ番]
[本文の長さ] [パラグラフ分け] [文章のまとめ方] [本文内容についての注意]
[文字の書き方の一般] [マル] [句読点] [ナカポツ] [疑問符と感嘆符]
[カギ、カッコ、クォーテーション・マーク] [テンテンテンとダッシュ]
[ないし記号] [数学記号] [数字とローマ字] [空白コマ] [漢字での誤字など]
[漢字の字体について、必ずしも拘束のないもの] [漢字の字体について、拘束のあるもの]
[漢字の略字] [漢字のタイプ] [漢字とコマ枠との関係] [ひらがな、カタカナの書き方]
[アルファベットの書き方] [CGS単位への統一] [概念の明確化を] [避けたいことば]
[である調] [かなづかい] [漢字のかなの使い分け] [1文の長さ] [構文]
[図表] [ホチキスなど] [論文提出時の注意] [封筒] [チェック・リスト]
ホーム
前節 先頭行 次節