第5章 立居振舞 ◆第5節 身体つきのよい方よ、わるい方よ
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第5節 身体つきのよい方よ、わるい方よ

【通解】


【通解】身体つきのよい方よ、わるい方よ
  1. 天性、身体つきのよい方がある。こういう方は、得であられる。
    また、天性、身体つきのうまくない方がある。こういう方は損であられる。
    ところが、身体つきのうまくない方で、ひとたび、身体を動かされるや、「どうしたのか」 と思われるほど、美しい動きを示される方がある。
    こういうとき、身体つきのうまくない方は、逆に、大きな得をされる。

  2. 紳士淑女は、その動作を美しくしなければならない。
    体形の悪い者は、自分を美しくできないと思い込みやすいが、これは、ちがう。
    どのように体形の悪い者でも、その人物としての個性ある美しさを造り出せるものである。

  3. 体形のよい者は、美しさを造りやすいと思いやすいが、これも、違う。
    体形のよい者は、わすかな臭味も、どぎつい臭味として、人々に、感じとられやすい。
    この臭味をなくすことにつき、特段の努力が要る。

第5章 立居振舞
[まい日の練習] [固くなるな] [カタギ身振りを取り去られよ] [ヘッコラされるな]
[身体つきのよい方よ] [個性とは] [全体のバランスを] [強さをも] [表情など]
[姿勢] [しゃがみ] [起立と着席] [歩行] [段などの昇降] [持ち運び] [振り返りなど]
[ドア作法] [うしろ向き] [手信号] [すれ違い] [人前横切り] [お辞儀] [握手]
[呼ばれての対応] [物品授受] [目上との同行] [紹介] [失敗対策]
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