第2章 手紙の書き方
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第4節 書式


  1. 文書番号は、右上とする。
    文書番号というのは、その手紙を表わす個有の番号であって、文書台帳に登録されている。
    (例)
    運房発第56‐23号
    これで、運輸省大臣官房発 昭和56年度第23号 の手紙であることを表している。
    (例)
    日立総企発56‐23号
    (株)日立製作所総務部 企画課発 昭和56年第23番目 の手紙であることを表している。

    なぜこのような文書番号をつけるかといえば、ひとつには、返事を出すとき、先に、運房発第56‐23号にてお問い合わせのあった件について、お答え申し上げますといった書き方ができるということ。
    もうひとつは、万一、文書番号のついてない手紙がまいこんだとき、すぐにニセ手紙であることがわかるからである。

  2. 年月日は、原則として文書記号番号の下に記す。

  3. 文書番号、発信年月日とも、数字はアラビア数字を用いる。

  4. あて先は、原則として年月日の下に左のほうに寄せて記す。

  5. 発信者役職氏名は、原則としてあて先の下の行の右のほうに寄せて記す。

  6. 発信者は、原則として役職名を上に、氏名を下に、2行に分けて記す。

  7. 押印は、氏名の最後の1字の半ばに掛かるようにする。

  8. 件名は、発信者氏名の下の中央に記す。
    公用文、社用文では、何についての話なのであるかを表題で表わし、その表題を「件名」という。

  9. 本文は、件名の下に書く。

  10. 最後に以上を書く。

  11. 次に、文例を示す。
    文例

    文例

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