第1章 論文の書き方
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第25節 文字の書き方の一般


  1. この文書心得は、ここから、にわかに、細かくなり、あと、次第に荒くなってゆく。

  2. まず、文字をきれいに書かれたい。
    本講では乱筆されないこと。(△40)
    高校以来、諸君は、あまり、文字の形をとやかく、言われないできておられる。
    その教科過程のつぎに、ここで、ふたたび、きれいに書くことを行なっていただくのである。
    これを、小中学生に戻されたように思われてはならない。

  3. ついでに、申し上げたい。

  4. 天性の悪筆者は、いないものである。

  5. 速く文字を書こうとすると、悪筆になる。

  6. 速く書くためには、速記術を習われよ。
    月ほどで、相当、速く、書けるようになる。

  7. 世の成功者を見ると、ハンで押したように、若いときから、文字を、ゆっくりと書いてきた人物である。

  8. ゆっくり文字を書いているために、平気で損をされよ。
    実は、すこしも、損になっていない。かえって、得になっている。

  9. 教室で、学生諸君がノートを採っておられるのを見ても、はや書きの方で、学年点のよかった方を見たことがない。

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